2010年12月13日月曜日

愛すべきおじさんたち

ノート君がパドックで周回しているとき、出資者3人で会話
をしていた。そのとき、有馬記念の指定席が取れないという
話をしていたら、横から、
『有馬記念の日は、買えないから、パドックを最後まで見て
いたらだめだ、早く、買いに行かないとだめだ。』
と我々に、教えてくれるおじさん(おじいさんかな)がいた。
さらに続ける。
『何しろ、込んで、馬券売り場には列ができ、締め切りがきて
買えないことが多いから、早く買いに行かないとだめだよ』
と力説する。
私は、彼に、笑顔でうなづきながら聞いてあげて、二人の
出資者には別の話に切り替えた。彼は親切で、我々に
教えてくれたのだ。まさに馬券親父と言う風情であったが、
馬券親父は心優しいのです。
その馬券親父たちは、大きな馬券が惜しくも外れると、
周りの人に、これが1だったらとか、ほら、この人気薄を
買っているんだが、これを買っていなかったから、あるいは、
この2頭買っているんだが、組み合わせを間違えた。
中には、マークシートを見せてくれて、締め切りが来て、
買えなかった。買っていたら当たっていたのにと。
私も時々ある。考えすぎて、いつの間にか締め切りが来
ていて、買えなかったことが。
皆、そういうことは良く覚えているから、だれもが、いつも
買えないときは、当たるんだよな、と言う発言になる。
でも、馬券親父たちは、何かあると、そばの人に親切に、
いろいろなことを教えてあげるのです。
大好きです、そんな馬券親父たちが。

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